無線LANの設定



もくじ


インターネットの設定をしてほしい!

電話を戴いたときは「Windows98をWindowsVistaにアップグレードしたのだが、インターネットの設定がわからないので来てほしい」との依頼だった。そして、電話の声はかなりイラついていた感じであった。(その理由は、後程わかった)

ここで「???」が頭をよぎった。


Windows98をWindowsVistaにアップグレード!?むむむ?できるのか?推奨スペックを確認したら無理があるとう思うが・・・

  • 基本的なWindowsVistaの推奨スペックは、
    • CPU:1GHz
    • メモリ:1GB
    • HHD:40GB以上
    • グラフィック:64MB以上(128MB推奨)

といわれています。


う~ん。先方は確かに「動いている」といわれていた。
OSをアップグレードした実力があるのにインターネットの設定ができなかったのか?

Windows98をWindowsVistaにして動いているとしたら、そのパソコンはフルチューンしたものか?(こんな疑問も訪問したときに一瞬で解決した。)

実は恥を忍んで、マイクロソフトにWindows98からWindowsVistaへのアップグレードは可能なのかを聞いてみた!

結果は、やはり「無理です」だった。(そうだよな)
「???」のまま現地へ


ここで種あかし なんとWindowsVistaは、新しいマシンだった!(な~んだ)

やはり電話での情報だけでは、わからないものである。先方も電話をしている時は、現象を説明するのが難しいので余程こちらが気を使わないと正確な情報は得られない。

しかし、あまりアンケート方式に質問をしても、話す側もイライラしてくるので「とにかく来てよ!」となってしまう。

この点は、今も課題である。

感情的なタイプなのか?それとも論理的なタイプなのか?さまざまですから。


Windows98は、壊れてしまったらしいので、新しいパソコンを購入したが、インターネットの設定が、どうしても出来なかったのだ。


環境は無線LAN。

Windows98に装着していた子無線LANカードをNEWマシンに装着したがダメで無線LAN機器メーカーに電話してやってみたが、メーカーの対応に途中で激怒したらしい。

よくあるサポート窓口の対応の悪さは「機械的で早口、専門用語攻め、上から目線でものをいう」といった最悪のパターン。

「そんなことも分からないの?」と、まるで質問をした側に非でもあるかのように思ってしまうので・・・


「わからないから電話してんだよ。こっちは!!」

そして「もういい!」

「ガチャン」となるのです。

これがイライラしていた原因だったらしい。


この問題はどこの業界でもありうることですね。
少し脱線しましたが、今回、対象のパソコンは、ノート型の無線LAN内臓タイプ。


問題解決までの作業工程を整理すると・・・

  1. WindowsVistaでPINGを実行→NG    
  2. IE*1のインターネットオプションのLAN設定を実行 →NG
  3. PCメーカーに電話をする。PCか無線LAN親機が原因かを切り分けする 
  4. 無線LAN親機メーカーに電話する。AESの設定を調査してもらう
  5. AESの設定をWEP128に変更して、再度設定する
  6. ノートPCのインターネットの接続設定の「セキュリィティ又はパスフレーズ」に暗号化キーを設定
  7. インターネット接続テスト→OK
  8. 2~3回再起動後の接続テストの成功を確認して作業終了


OSによって若干勝手が違うので戸惑うけれど、各構造は旧OSを引き継いでいるので、切り口が判れば何とかなる。

本件では、セキュリィティ又はパスフレーズという項目にとまどった(汗)

逆に助かったのは、PCメーカーのサポートが親切丁寧に教えてくれたこと(シャープでした)自分も以前シャープユーザーだったが、そのときよりサポートが良くなっていると思った。


無線LAN親機メーカー(商品はエアーステーションでした)の対応に進化はなかった。自分は慣れっこだが、初めてだと確かに取っつきにくい、かもしれない。

シャープが営業的対応だとしたら、後者は技術屋的な対応ということですね。

インターネットに接続ができた瞬間に依頼者の顔が笑みに変わった!この瞬間のためにPCサポートをしているのかもしれない。

パソコンの設定って、変な英数やら暗号やらパスワードをひとつ間違えても上手くいかなかったりするけれども上手く動いたときは、とても便利な道具と変身するから不思議な箱です。


更新日:2022年07月05日